はじめに
この窓を開くあなたへ
世界のどこかで、誰かが朝を迎えています。
私たちが一日の仕事を終えるころ、これから働き始める人がいます。違う言葉で子どもを寝かしつける人がいます。明日の暮らしを案じながら、眠れずにいる人もいるでしょう。
同じ時を生きていても、私たちは互いの暮らしをほとんど知りません。
けれど、知らないからといって、その人の命が遠いままでよいのでしょうか。
『祈りの窓』は、世界についての情報を増やすためだけの雑誌ではありません。聖書の言葉に耳を澄ませ、私たちが生きる時代を神の前で見つめ直すための雑誌です。
大きな出来事の向こうに、一人ひとりの暮らしがあること。言葉にならない悲しみがあること。苦しみだけではなく、小さな喜びや、守りたい日常があること。それらを忘れずに、神に語りかけたいと思います。
祈りは、遠くの人を理解し尽くしたという宣言ではありません。すぐに答えを見つけたという証明でもありません。
私たちには、分からないことがあります。できないこともあります。それでも、その人を忘れたくない。その願いを、神に差し出すことはできます。
この雑誌の中心には、聖書と、イエス・キリストへの信仰があります。でも、読むために信仰を告白する必要はありません。祈りに慣れている方も、祈ったことのない方も、まだ信じることができない方も、ここにいてください。
すぐに言葉を合わせなくても大丈夫です。問いを持ったまま、耳を澄ませることから始められます。
遠くの誰かが、祈りの中で、私たちの隣人となる。その出会いに応えて、日々の暮らしも少しずつ変わっていく。
そんな窓を、あなたと開いていきたいのです。
A SMALL RESPONSE
祈りのあとに、ひとつ。
今日は、いつもの知らせをひとつ、急がずに読んでみてください。誰の暮らしが、その向こうにあるでしょう。
いま、忘れずにいたい人は誰でしょうか。
自分の言葉を、綴る